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フィリピン経済を支える5つの柱

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フィリピン経済を支える5つの柱(2012.11.26更新)


アジア太平洋ビジネスオーナーズクラブの皆様、はじめまして石川と申します。

今後、こちらのコラムコーナーにおきましてフィリピンについて色々と掲載させて戴きますので、何卒よろしくお願いいたします。


きっかけは「上海」

上海の写真

私はこれまで投資会社や証券会社でM&Aのアドバイザリー業務やストラクチャードファイナンスのアレンジメントなどを行ってきました。
約10年前からアジアに目を向けるようになり、2005年にはクライアントの上海での新規事業立ち上げに深く関わったのをきっかけに毎月上海に行くようになりました。

その時の上海は飛ぶ鳥を落とす勢いがあり毎月行く度に街が変わっていてその都度心が躍りパワーを感じたことを今でも覚えています。

それから香港、ソウル、バンコク、クアラルンプール、シンガポールなどを度々訪問しました。その他発展途上国としてはダッカ(バングラディッシュ)やプノンペン(カンボジア)にも行ったのですが、不思議なことにあの時の上海で感じた感動を得ることは出来ませんでした。


上海以来の衝撃

そして2010年秋、クライアントより投資先のフィリピンの鉱山会社に関与してほしいとの依頼があり初めてマニラに行くことになりました。

フィリピンは当時NEXT11にも選出されていましたが全くのノーマークでイメージもダッカ、プノンペンのような感じくらいで更により危険と悪いイメージしかなかったです。

しかし、、、

行ってびっくりしたのです。
まずは飛行機の着陸するとき街をみて

「えっ?こんなに高層ビルがあるのか?」

とびっくり。その後空港からマカティのホテルに向かうタクシーに乗り、マカティのビル群に向かうときにあの上海での感覚が、あの心の躍動が出たのです。

その時の出張ではマカティの他、グローバルシティやオルティガスに行ったのですが

「これはすごい!!フィリピンはとんでもない国になるのでは?」

と思い、それから調査、分析を本格的に始めました。依頼された仕事もあることからその後毎月のようにフィリピンに行くことになったのですが行く度に発展していて(今も発展し続けていますが・・・)確信に近いものを感じました。

ちなみに依頼された鉱山会社の方は純粋に会社の発展にいくつかの疑問を抱きクライアントに対して11年春に資金の引き上げを提案し終了しました。

しかし、その後も毎月訪問をしマニラだけではなくセブやクラークなどの地方都市にも行きました。毎月行く理由は現地でのネットワーク作りと現地での生の情報を身体で直接感じることが出来るからです。

そして、2012年1月からはクライアントの依頼によりミンダナオ島のダバオを拠点にしダバオとジェネラルサントスの不動産調査や農業、漁業の調査をして現在に至っています。

来年1月からはマニラに拠点を移す予定にしています。


フィリピン経済を支える5つの強み

一般的な日本人からは私が行くまでに思い描いていたイメージが強いと思いますが、今の日本にはないこんな強みがあるのです。

まず、何故フィリピンなのか?ということですが数多くの注目されている理由が存在します。

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人口が増加傾向
現在フィリピンの人口は9600万人なのですがその50%は25歳以下で構成されていて人口分布図がきれいな三角形になっています。ちなみに日本は間逆ですが、若い労働力が国を支え経済成長に貢献する意味合いで重要な指標であり人口ボーナスと言い方を致します。この人口ボーナスは今後30年間続くと予想され、2040年までには倍近くになると予想されています。このときは人口分布図が三角形から四角形に変化します。

人口が増えても国も同時に成長していかなければ働き先もなく貧困国になってしまうのでは?
と思われる方もいらっしゃるかも知れませんがフィリピンは経済成長を続けるいくつかの要因があります。

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英語力
フィリピンの母国語はタガログ語でミンダナオ島などに行くと+ビサヤ語があり、またモスラム地区にはイスラム語が存在するのですが、英語が公用語になっていて人口のほとんどといっていいほど英語を話すことが出来、アメリカ、イギリスに次ぐ世界第3位の英語人口なのです。

この語学力と若い労働力は外国企業から見ると大変魅力的であり特にコールセンター、BPOビジネスにおいては欧米やインドなどの大手企業がこぞってフィリピンに拠点を設け事業を行っています。コールセンターとBPOビジネスは最近まではインドのお家芸だったのですがBPOは世界第2位に、コールセンターはついに世界第1位になっていて現在の年間売上4000億ペソが2016年には8000億ペソと倍になる予測されています。BPOは同年には現在の約3倍に当たる1兆ペソになると予測されています。

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OFW
OFW(オーバーシーズ・フィリピーノ・ワーカー)の略ですがその言葉通り、海外で働くフィリピン人
ですが、前述の英語力が武器となっていて仕事も様々でメイドはもちろん、工員、看護婦、介護士、船員から何とアフガンなどの戦闘地にも兵隊として働きにいきます。
2010年末時点で人口の約1割に当たる950万人、その後も増え続けていますので、おそらく現在では1200万人くらいが海外に出稼ぎに行っていると思われます。
送金額は2011年は年間約8000億ペソ、その後も伸び続けており毎月発表される速報額は最高額を連続で更新し続けています。今年はおそらく1兆ペソを突破するでしょう。この額は国家予算に匹敵し、GDPの1割に相当するほどです。
1人頭の毎月の送金額を単純計算しますと約7000ペソですが

フィリピンではこの毎月7000ペソというのはすごい数字なのです。
大卒初任給の平均は15000ペソ、3大大学(フィリピン国立大学・ラサール大学・アテネオ大学)のトップクラスの学生の最高額で35000ペソです。カレッジ卒においては平均10000ペソ、最高額でも13000ペソなのです。ですので7000ペソが子供や配偶者から送金されてくる家庭は生活に十分な余裕が出来、そしてこの貴重なお金が消費に回っていて内需に貢献しています。
更に、OFWは自分自身もそれ以上の貯金をしていて5年、10年海外で働き帰国すれば資産家と言われるほどです。

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豊富な資源
フィリピンは実は大変な資源国なのですが、埋蔵量でいいますと
金が世界第3位、銅が同第4位、ニッケル同第5位、クロムも同6位となっていて
その他、石炭、鉄鉱石なども豊富なのです。
これら埋蔵量の価値は時価で8500億ドルあり、国家予算の18年分、GDPの倍になります。
BRICsでお分かりのように資源国は成長していく大きな要因です。
さらにフィリピンには石油やガス田も豊富にあり、ご存じの通り南シナ海では中国との間では領有権争いが起こっています。
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工場誘致
その中国と深刻なのは日本も同様ですが脱中国ということでベトナムやミャンマーなどが工場移転先として脚光を浴びていますがフィリピンも同様に注目されていて各団体によるセミナーなどが開催されています。フィリピン政府も外資誘致には税金優遇や安くて若い労働力などを旗印に力を入れていて、PEZA(フィリピン・エコノミック・ゾーン・オーソリティ)認可の経済特区が国内に多数存在します。日系企業も数多く進出を果たしていますが拡張している企業も多数ありますし、今後新規進出企業も増えると推測されています。

PEZA工場団地内で工場を建設し税金の優遇を受けるための一つには売り上げの90%以上が輸出によるものと明記されているのですが、決して輸出(外需)に依存しているわけではないことが注目されます。フィリピンの輸出依存度は2000年の50%から年々減少していて現在は25%までに下がっていてインドネシアとほぼ同等でASEAN域内最低水準になっています。
この意味は世界的に経済が減少している昨今ですので正に中国が減速している通り、短期的にはこの外需がGDPに大きく寄与します。輸出企業が増えているにも関わらず内需も同様に増えているフィリピンはユーロ問題にもさほど影響を受けず本年もGDPが+5%成長することも
世界から注目されている所以でもあります。



ビジネスにしろ投資にしろ、
成長著しいエリアで行うのが成功への近道です。

これは私が長年金融業で生きてきた経験からも実感しています。

しかし、景気のよい地域だか らこそ『騙し騙され、、、』という話もよく聞きます。
特にアジア地域では深く国民性や商売の習慣などを理解しておかないと
とんでもないトラブルに巻き込まれることもしばしば。

私は、日本人にとって今一番よい投資(ビジネス)環境はフィリピンであると確信していますが、このコラムを通じては、フィリピン投資の良い面だけでなく「負の面」も合わせて皆さんへお伝えできれば幸いと考えております。

末永くお付き合いのほどよろしくお願いします。

Toshiyuki Ishikawa



Toshiyuki Ishikawa

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プロフィール

経済情報分析を専門としフィリピンを拠点にアジアでビジネスをしています。M&Aのアドバイザーやストラクチャード・ファイナンスのアレンジメントを得意とし、これまで投資会社、証券会社なので働き、またヘッジファンドでは国内機関投資家に企画提案などを行いました。
経済分析の傍ら自身でもフィリピン株投資を行っており、
アメブロでは「Mr.Stock」の名前でブログをやっています。

■Mr.STOCKのブログ
http://ameblo.jp/philippines8888/


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